第73回男子全日本学生ホッケー選手権大会が10月31日より東京の大井ホッケー競技場で開催され、天理大学が
2年ぶり32回目の優勝を果たした。
天理大学と立命館大学は、2020年から5年連続で決勝で顔を合わせており、過去4年間の戦績は2勝2敗となって
いる。
そのため、どちらが勝ち越すかも大きな見どころとなっていた。
試合開始早々、先に先制したのは立命館大学だった。
天理大学は、その後、追加点を許し、2点ビハインドの展開となった。
それでもペースを崩さない天理大学は、29分にキャプテンの石川創が1点目を挙げると、31分には村上一瑳、44分には小林一成が得点し、第3クォーターで逆転に成功した。
第4クォーターは得点の取り合いとなった。立命館大学も意地を見せて2得点を挙げ、試合を決めたかに思われたが、59分に中嶋丈大のリバースヒットに田中翼が値千金のゴールを決め同点に追いついた。天理大学は、その勢いのままロスタイムにペナルティーコーナーを獲得する。最後は石川創が決勝点となるシュートを決め「2年ぶり32回目」の王者に返り咲いた!
(写真提供:金子周平様)
今年、穴井監督が国際大会のため不在が多かった中、石川キャプテンを中心にチームは何度も練習を重ねてきた。決して順風満帆に進んだわけではないが、それでも本番の舞台で力を最大限に発揮できる集団に仕上げたことは、極めて高く評価すべきである。
もちろん、下級生にも素晴らしい才能を持ったメンバーは存在する。それぞれが自分の役割をしっかりと果たし、練習が休みの日でも自主練習を欠かさずに行っているメンバーもいる。
努力の積み重ねが結果に結びつくことこそ、最も価値がある。
- 男子部:試合結果
11/4(月) vs 立命館大学
天理大学 |
5 |
0 | 1Q | 1 |
4 |
立命館大学 |
1 | 2Q | 1 | ||||
2 | 3Q | 0 | ||||
2 | 4Q |
2 |